人工衛星から送られてきた地球の写真をみると、
まさに「地球は青かった」という言葉どおりです。
水の惑星と呼ばれるように、水は地球表面の約4分の3をしめ、
この惑星の外観を特徴づけていると同時に、
水は、ここに生きるすべての生命の源となっています。
人体の半分以上が水ですし、水分の補給がなければ、
われわれは生きて行けません。
ところで、私たちの毎日の生活はさまざまな
水の働きによって支えられています。
朝,顔を洗い歯を磨く、米をとぎ煮炊きする。
そして後片付け、洗濯、拭き掃除、風呂にトイレ・・・。
生活を快適にするためにも、水は欠かせないものです。
こうして使われた水は側溝や下水道を通って、
川や湖沼そして海へと流れて行きます。
多くの人は水道の栓をひねりさえすれば、いつでも好きなだけ
きれいな水を使えるのが当然だと思っています。
そのくせ使い終って、自分が汚した水の行方について、
あれこれ心配することはほとんどありません。
海や川や湖の水が汚れてきたことは、誰でも知っているのに、
汚しているのは他人だと思い込んでいるようです。 |